ConfigSetterツールの使用
ConfigSetter は、インストールプロセスを迅速かつ簡単にするために使用できるツールです。Incentivesの異なるコンポーネントの各設定ファイルの値を更新する代わりに、ConfigSetterで各値を1回だけ更新します。
重要
ConfigSetterツールは、Incentivesバージョン 10.1.1.102.0以降でのみ使用できます。
たとえば、[REST API]タブでhost値を変更すると、その値を使用する他のすべてのファイルで値が変更されます。
これを機能させるには、これらのファイルの場所を正しく設定する必要があります。ConfigSetterを初めて開くときは、各タブのファイル名を確認します。場所が設定されていない場合は、名前が赤で表示されます。をクリックして、ファイルの場所に移動します。
例として生成されるファイルも3つあります。そのため、ConfigSetterの名前を変更して識別する必要があります。
RESTAPI.dbServers.example.configをRESTAPI.dbServers.configに変更RESTAPI.appSettings.example.configをRESTAPI.appSettings.configに変更SchedulerService.appSettings.example.configをSchedulerService.appSettings.configに変更
ConfigSetter.exeツールを開きます。このツールは、インストーラの実行後に自動的に開きます。ヒント
ツールを管理者として実行する必要がある場合があります。
各タブで、ファイルの場所を確認します。ファイルの場所が赤で表示される場合は、ConfigSetterがファイルを特定できないことを意味します。をクリックして、ファイルの場所に移動し、ファイルを選択します。
これらのフィールドを更新します。
名前
タブ
説明
変更
アドレス
データベース
このアドレスは、データベースの場所を示します。
addressのRESTAPI.dbserversとmodelServers.servers.addressのdefault.jsonを更新します。タイプ
データベース
これは、使用しているデータベースのタイプです。
SQL Server 2016を使用するには、すべての設定を、SQL Server 2014の使用時と同様に設定する必要があります。たとえば、使用しているデータベースがSQL Server 2016の場合は、
sqlserver2014またはsqlserver2014unicodeを入力します。TypeのRESTAPI.dbserversとmodelServers.servers.typeのdefault.jsonを更新します。ユーザー
データベース
これはMicrosoft SQL Serverユーザーであり、SQL Server認証が必要です。
usernameのRESTAPI.dbserversとmodelServers.servers.userのdefault.jsonを更新します。jdbc.propertiesのjdbc.usernameを更新します。パスワード
データベース
これは、関連付けられたMicrosoft SQL Serverユーザーのパスワードです。
passwordのRESTAPI.dbserversとmodelServers.servers.passwordのdefault.jsonを更新します。jdbc.propertiesのjdbc.passwordを更新します。ホスト
REST API
これは、テナントサービスがインストールされているサーバーのホスト名です。
RestAPI.appSettings.ConfigとSchedulerService.appSettingsのHostを更新します。index.htmlのapi_urlを更新します。REST APIのhostおよびport値を更新します。MessageSecretKey
REST API
この値は、テナントサービス設定ファイルの
JWT_KEY値と一致します。RestAPI.appSettings.ConfigのMessageSecretKeyを更新します。環境内のJWT_KEY変数を更新します。ホスト
スケジューラー
これはスケジューラーサービスの場所です。
SchedulerService.appSettingsのHostを更新します。RestAPI.appSettings.ConfigのSchedulerServiceを更新します。security.propertiesのsecurity.api.schedulerServicePrivateUrlを更新します。SchedulerSecretKey
スケジューラー
この値は、テナントサービス設定ファイルの
SCHED_KEY値と一致します。SchedulerService.appSettingsのSchedulerSecretKeyを更新します。RestAPI.appSettings.ConfigのSchedMessageSecretKeyを更新します。環境内のSCHED_KEY変数を更新します。ホスト
テナントサービス
これは、SQL Serverがインストールされているマシンのホスト名またはIPです。
RestAPI.appSettings.ConfigとSchedulerService.appSettingsのTenantServicesを更新します。security.propertiesのtenant-services-urlを更新します。index.htmlのauth_urlを更新します。パブリックポート
テナントサービス
テナントサービスのインストール時に指定したパブリックポートです。
default.jsonのserver.portを更新します。security.propertiesのtenant-services-urlを更新します。index.htmlのauth_urlを更新します。プライベートポート
テナントサービス
テナントサービスのインストール時に指定したプライベートポートです。
RestAPI.appSettings.ConfigとSchedulerService.appSettingsのTenantServicesを更新します。default.jsonのserver.privatePortを更新します。security.propertiesのtenantServicesPrivateUrlを更新します。TenantSecretKey
テナントサービス
これは、テナントサービス設定ファイルのTENANT_KEY値と一致します。
RestAPI.appSettings.Configとsecurity.propertiesのTenantSecretKeyを更新します。環境内のTENANT_KEY値を更新します。ManagementSecretKey
テナントサービス
これは、テナントサービス設定ファイルのMANAGEMENT_KEY値と一致します。
RestAPI.appSettings.ConfigのManagementSecretKeyを更新します。環境内のMANAGEMENT_KEY値を更新します。SystemCallsSecretKey
テナントサービス
これは、テナントサービス設定ファイルのAPI_KEY値と一致します。
RestAPI.appSettings.ConfigとSchedulerService.appSettingsのSystemCallsSecretKeyを更新します。環境内のAPI_KEY値を更新します。ホスト
PayeeWebV1
これはApache Tomcatが使用するホストです。
default.jsonのHost値を更新します。PayeeWebSecretKey
PayeeWebV1
これは、テナントサービス設定ファイルのVARICENT_WEB_KEY値と一致します。
RestAPI.appSettings.ConfigのPayeeWebSecretKeyを更新します。security.propertiesのsecretkeyを更新します。環境内のVARICENT_WEB_KEY値を更新します。モデル名
PayeeWebV1
これはモデルの名前です。
jdbc.propertiesのjdbc.modelを更新します。テナント名
PayeeWebV1
これはテナントの名前です。
jdbc.propertiesのjdbc.tenantを更新します。モデル名
PayeeWebV2
これはモデルの名前です。
index.htmlのlocal_databaseを更新します。テナント名
PayeeWebV2
これはテナントの名前です。
index.htmlのlocal_tenantを更新します。をクリックします。
ConfigSetterですべての値を設定したら、インストールガイドの残りの部分に進むことができます。