ラピッド・レポート
Varicent Incentivesでは、Rapid Reportsを使用して、ハイレベルなレポートをすばやく作成、および共有します。
レポートを作成するには、データ・ソースからレポートの各セクションに列をマップします。レポートを共有するには、最低限必要な属性をマップする必要があります。また、独自のオプションの属性を各セクションに追加することもできます。
現在、2つの標準レポートタイプと1つのカスタマイズ可能なテンプレートがあります。レポートタイプの詳細は、レポート・タイプを参照してください。
レポート・タイプ
Rapid Reportsライブラリには、ハイレベルなレポートをすばやく作成、および共有するために使用できるレポート・テンプレートが含まれています。
Rapid Reportsライブラリー
レポート・ライブラリーには、構造化レポートとオープンレポートの2種類のレポートがあります。構造化されたレポートでは、特定のタイプのデータが表示され、特定のデータ・ソースが必要です。オープン・レポートは、表示されるデータの柔軟性を高めます。現在のレポート・ライブラリーは次のものがあります。
構造化レポート:報酬サマリー、パフォーマンス・サマリー
オープン・レポート:テンプレート
報酬明細書
報酬明細書は、2ページのレポートです。次の情報が表示されます。
受け取り人の詳細
支給総額および内訳
詳細な収益は、取引および構成要素別に分類されます
このレポートには、4つのマッピング・セクションがあります。
[受け取り人の詳細]セクションにヘッダーが入力されます。次の属性が必要です。
受け取り人 ID
名前
タイトル
報酬体系サマリーセクションには、支払い方程式が入力されます 次の属性が必要です。
受け取り人 ID
タイトル (報酬体系の)
PeriodPayout
[コンポーネントの詳細]セクションには、円グラフと支払の内訳が表示されます。次の属性が必要です。
受け取り人 ID
コンポーネントID
名前
PeriodWeight
[トランザクションの詳細]セクションには、詳細なトランザクション・レポートが作成されます。次の属性が必要です。
受け取り人 ID
コンポーネントID
クレジット
トランザクション ID
パフォーマンス・サマリー
パフォーマンス・サマリーは、1ページのレポートです。次の情報が表示されます。
受け取り人のノルマとパフォーマンス
ターゲット目標
パフォーマンス予測
このレポートには、3つのマッピング・セクションがあります。
[ヘッダー項目]セクションは、ヘッダーに概要を入力します。次の属性が必要です。
受け取り人 ID
[目標]ゴールセクションにはティッカー・チャートが表示されます。次の属性が必要です。
受け取り人 ID
期間
[予測対実績対ターゲット]セクションには、予測グラフが表示されます。次の属性が必要です。
受け取り人 ID
実績値
ターゲット
期間
テンプレート
テンプレートは、1ページのレポートです。次の情報が表示されます。
最大3枚のカードで表したいデータ。
詳細へのドリル・ダウン・リンクを持つ、あらゆるデータの棒グラフの内訳。
選択した属性でフィルター可能な詳細テーブル。
このレポートには、3つのマッピング・セクションがあります。
[ヘッダー項目]セクションは、ヘッダーに概要を入力します。次の属性が必要です。
受け取り人 ID
ヘッダーに表示する、その他の属性。
[1枚目、2枚目、3枚目のカード]セクションには、レポート上部に最大3枚のカードが表示されます。以下の情報が必要です。
受け取り人 ID
ヘッダーに表示する、その他の属性。
テーブルまたはチャートソースが棒グラフに自動入力されます。次の属性が必要です。
受け取り人 ID
名前 (x軸)
Period total (y軸)
行ID (x軸とy軸のフィールドを含むレコードを示す)
データ・ソース
[en] Each structured report requires a set of data sources that map to tables or calculations in your model.
ラピッド・レポートで指定されたデータ・タイプと類似したテーブル、または計算がない場合は、ラピッド・レポートを正しく入力する前にコンポーザーで作成する必要があります。
ラピッド・レポートでは、次のタイプのオブジェクトをデータ・ソースとして使用できます。
テーブル
計算
データ・ストア
重要
8つ以上のソースで構築されたデータ・ソースは、ラピッド・レポートでは使用できません。
データオブジェクトを追加する方法については、ユーザーガイドの関連トピックを参照してください。
テーブル
計算
データ・ストア
カレンダー
制限
レポートの作成
ハイレベル・レポートをすばやく作成します。
レポートを作成するには、データ・ソースからレポートの各セクションに列をマップします。データ・ソースをマップする前に、各データ・ソースを見て、必要なモデルの列をメモしておくことをお勧めします。たとえば、報酬明細書では報酬体系サマリーのデータ・ソースが必要ですが、モデルでは、同じタイプのデータ・ソースを「支払い」と呼ぶ場合があります。
注記
時間パーティションを使用した計算では、時間パーティションで使用されるカレンダーは、レポートに選択されたカレンダーと同じである必要があります。
[en] From the Reports module, click Create, and select Rapid Report.
レポートタイプを選択し、[作成]をクリックします。
注記
[レポートタイプ選択]ウィンドウが表示されない場合は、サイドバーで[新規レポートの作成]をクリックします。
レポートの名前を入力します。
名前を追加したら、いつでも[保存]をクリックできます。
メニューを使用して、[カレンダー]フィールドと[期間]フィールドを定義します。
パフォーマンス・サマリー・レポートを作成する場合は、さらにいくつかの期間フィールドを定義する必要があります。
[カスタマイズ]をクリックして、通貨と小数点以下の桁数の表示方法を定義します。
カスタマイズ可能なレポートを作成する場合は、見出しも定義できます。
各レポート・セクションについて、次の手順を実行します。
ヒント
各セクションについて、情報アイコン
にカーソルを重ねると、必要なデータの種類の詳細が表示されます。
[マップしたデータ・ソース]メニューからデータ・ソースを選択します。
選択したソースが、そのセクション内のすべての属性のソースになります。
ソースに制限を定義する場合は、[制限]をクリックします。
データ・ソースをフィルターする場合は、[データ・ソースをフィルターする方法]メニューからフィルターを選択します。
ドロップダウン・メニューを使用して、各属性についてデータ・ソースから属性をマップします。
また、属性の表示名を入力することもできます。
注記
アスタリスク(*)でマークされた属性をマップする必要があります。また、オプションの属性を追加し、新しい属性を定義することもできます。
Payee WebとICM Mobileでレポートを共有できるようになりました。
レポートの共有
ポータル・アクセス・モジュールを使用して、ラピッド・レポートを共有します。
ラピッド・レポート・オブジェクトは、すべての必須フィールドが入力済みで、すべての必須属性がマップされている場合にのみ、ポータル・アクセスで利用できます。レポート・フィールドでは、警告記号は不完全なレポートを示します。
Webタブへのアクセスの設定についての詳細は、ポータル・アクセスモジュールトピックを参照してください。
重要
ラピッド・レポートをWebタブに割り当てた後は、データ・ソースや属性をマップ解除すると、そのレポートを保存できなくなります。不完全なレポートを保存するには、ポータル・アクセスからそのレポートの割り当てを解除する必要があります。
ポータル・アクセスの[Webタブ]タブで、[Webタブの追加]アイコンをクリックします
ヒント
Webタブを既存のフォルダーに追加するには、[Webタブを追加]アイコンをクリックして、そのフォルダーを選択します。
[名前]フィールドに、Webタブの名前を入力します。ハイフンやアポストロフィなどの特殊文字を使用できます。
[タイプ]リストから、「ラピッド・レポート」を選択します。
[オブジェクト]リストから、Webタブに割り当てられているオブジェクトを選択します。
[Webタブの追加]をクリックします。
重要
ポータル・アクセス に表示される最初のタブは、Webクライアントに表示される最初のタブです。